世界遺産の古代都市『ポンペイ』
見どころを徹底解説!

約2000年前に火山の噴火によって一夜にして消えた古代都市。
18世紀に発掘されてから現在までに発見された、
数多くの貴重な遺跡を見ることができます。

今回は世界遺産にも登録されている多数の遺跡の中から
ぜひ訪れてほしい必見スポットをご紹介します。

 

『ポンペイ』ってどんなとこ?

ナポリの近郊にあり、当時人口20,000人を数えた古代都市遺跡。紀元79年8月24日、ヴェスビオ火山の噴火によって発生した火砕流によって一瞬にして地中に埋まり、18世紀に発掘されるまで火山灰に埋もれていました。壷が多数出土したことからワインの産地であったと言われ、港があり商業都市として栄えていた名残が、古代と変わらぬ姿で遺跡のあちらこちらに見られるのが魅力。現在ユネスコの世界遺産に登録されています。
石畳の敷かれた道路は京都のように碁盤目で水道網が発達し、公共水場が設置され誰でも水にアクセスできたといわれています。昔のヨーロッパというと中世のイメージが思い浮かびますが、古代のローマ人はむしろ現代に近い清潔感を持っていたそうで、浴場が大人気だったとか。ポンペイは外来の神話から取り入れた神々を信仰する多神教で、ギリシア・エジプトの神々(アポロ、イシスなど)を祀った神殿が見どころ。発掘以降は外気に晒されて崩壊が進んでいるため、修復作業が常に行われています。

『ポンペイ遺跡』の必見スポット

01.ジュピター神殿

必見度:★★★★★
場所:フォロの中、ヴェスビオ火山を望む方角
ジュピターは古代ギリシア神話のゼウスを指し、この神殿とヴェスビオ火山をセットに撮る写真は定番です。フォロを挟んで反対側にはゼウス像の頭部だけが残っています。

 

02.フォロ

必見度:★★★★★
場所:マリーナ門から約200m直進
英語Forumの語源で、ポンペイの大広場。東にマーケット、北にジュピター神殿、西にアポロ神殿、南にバジリカがあり、地理的には遺跡内の西側に位置しています。

 

03.石膏の遺体

必見度:★★★★★
場所:フォロに隣接するマーケットの中
ガラスケースの中に2体展示されていて、片方は頭蓋骨が残っており、火砕流の熱に悶え苦しむ姿は生々しすぎるほど。火山灰の空洞に石膏を流し込んだ石像で、ミイラではない点に注意。

 

04.娼婦の館

必見度:★★★★★
場所:スタビアーネ浴場の北西20m
2階建ての建物で、独房のように仕切られた部屋全てにベッドがあります。部屋の入り口には絵画で描かれたメニューがあり、客は指差しで注文します。娼婦は狼の遠吠えの真似をして誘ったそう。

 

05.円形劇場

必見度:★★★★
場所:スタビアーネ浴場の南40m
歌劇の舞台。エフェスほどの規模はないものの、5000人を収容できる劇場で、イシス神殿が隣接しています。剣闘士の宿舎も近いが円形闘技場は別に存在し、フォロの500m東にあります。

 

06.スタビアーネ浴場

必見度:★★★★
場所:フォロの東150m
一般的にポンペイの浴場といえばここを指します。高温浴のカリダリウム、男像の柱が並ぶテピダリウム(写真)、水風呂のフリギダリウムがあり、当時のローマ人の習慣を偲ばせます。

 

07.秘儀荘

必見度:★★★★
場所:北西のエルコラーノ門から200m直進
遺跡の最も西外れに位置し、出口があるので最後に訪れると効率が良いです。当時そのままの屋根瓦に覆われ、エジプトの使者の接客室などがあります。目玉はポンペイレッドの背景に絵巻物のように人物が描かれた壁画のある「ディオニュソスの秘儀の間」。

 

08.大体育場

必見度:★★★
場所:スタビアーネ浴場の東350m
円形闘技場と隣接するポンペイの運動場。円柱の並ぶ長方形の建物の中庭が芝生となっていて、当時の人々が運動していました。東の街外れにあるため、サルノ門からのアクセスが◎です。

 

09.ネロ帝凱旋門

必見度:★★★
場所:ジュピター神殿を正面から見て右の門
噴火前、ポンペイが繁栄を極めた紀元50年頃のローマ帝国はネロ帝の治世でした。門はかつて大理石に覆われた立派なものだったといいます。現在では遺物がナポリ考古学博物館にあります。

 

10.マーケット

必見度:★★★
場所:フォロの東側に隣接
古代ポンペイの市場。傍には石膏の遺体と壁画があります。市場には柱の基部が環状に並び、さらにそれを囲む建物には壷などの出土品が大量に保管されています。

 

11.古代の壺

必見度:★★
場所:マーケット内
マーケットの横にある倉庫内に大量の出土品が貯蔵されていて、壺は実際に見ることができます。ワインの生産に使われていたことがわかっており、その数からして一大産地であったと言われています。

 

12.ベーカリー

必見度:★★
場所:フォロの北側、悲劇詩人の家の並び
古代ポンペイのパン屋。「猛犬に注意」で有名な悲劇詩人の家の並びにあり、かまどであることがはっきりと認識できます。実際に焼かれたパンも、炭化した状態で出土しました。

 

13.車止め

必見度:★★
場所:フォロにつながる道路
ローマからは街道が四方に延び、ポンペイにも街道を利用して多くの馬車が乗り入れ、車輪が通った跡のわだちが石畳に残っています。フォロや住宅街の手前には車止めが置かれました。

 

14.キッチン

必見度:★★
場所:遺跡内に散在
ポンペイ遺跡には居酒屋、レストラン、高級住宅など様々な建物があり、キッチンを備えたものも数多く存在します。凹型の中央に料理人が立ち、スープなどを振舞ったと言われています。

 

ポンペイ遺跡
Information Phone:+39 081 8575111
OPEN
3/1~11/31:毎日9:00~17:00(入場 15:30まで)
4/1~10/31:毎日9:00~19:30(入場 18:00まで)(土日 8:30 open)
CLOSED
1/1, 5/1, 12/25

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