


![]() ![]() 13世紀に南イタリアを支配した皇帝フェデリーコU世が プーリアの地に建設した城、カステル・デル・モンテ。 8角形の中庭を持ち、1階にも2階にも 8つの台形の形をした部屋がある正8角形の形状。 その上建物の周りには8角形の塔が8つあるという ”8づくし”の不可思議な構造をしています。 ![]() プーリアののどかな田園の中に忽然として現れる ”非現実感”に満ちたその姿は、 見る者の好奇心を否応もなくかきたてます。 ![]() フェデリーコU世は、1194年にドイツ神聖ローマ皇帝の父と シチリア王家の母の間に生まれ、 幼少期をシチリア王国の首都パレルモで過ごしました。 パレルモは、東西の文化がクロスオーバーする 当時最も洗練された都市の一つでした。 彼は優秀な教育係のもと、 天賦の才を十二分に伸ばしていきます。 少年期から歴史、哲学、神学、天文学、数学、植物学、 音楽を学び、アラビア語、ギリシア語、ヘブライ語を含む 7ヶ国語を読み書きし、9ヶ国語を話したと伝えられます。 教皇庁は彼の能力と権力を恐れ、終生不和が続きました。 十字軍遠征を拒んだかどで破門に処されたことも。 破門を解くため、渋々十字軍に出征するものの 流暢なアラビア語を話し、イスラム文化に深い教養を示す彼は 宿敵であるはずのエジプトのスルタンと意気投合、 戦わずしてエルサレム王国に戴冠され ローマ教皇を仰天させました。 ![]() 桁外れの知力と行動力とで「世界の驚異」と称された 天才皇帝フェデリーコU世の建てた この城の使用目的については、 依然不明な点が多く残されています。 天文台、狩猟用、世俗の祭壇など、 様々な説が飛び交っています。 ![]() 城の中庭から、8角形に切り取られた空を見上げ、 色とりどりの大理石の柱に支えられた城内の ひんやりとした床の上を歩くと、 フェデリーコU世が私たちに投げかけた謎を 解いてみたい思いに駆られるかもしれませんね。 (ちなみに、ウンベルト=エーコの大ベストセラーであり、 ショーン=コネリー主演で映画にもなった『薔薇の名前』の 舞台となった迷宮のような修道院は、 このカステル・デル・モンテをモデルの一つにしています)
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![]() ![]() モノトーンのとんがり屋根が続く アルベロベッロの町並みは 不思議の国に迷い込んだよう。 屋根の材料となるこの地方の石灰石は、 地中に埋まっているときは白色ですが、 掘り出され、空気に触れることによって、 徐々に黒ずみ始めます。 写真のようにはっきり黒くなるまでには、 200〜300年を要します。 ![]() リオーネ・モンティ地区は 土産物店の立ち並ぶ賑やかなエリア。
![]() サンタントニオ教会 トゥルッリ様式の教会 リオーネ・モンティ地区の坂道を登りきった高台に建つ。 ![]() アイア・ピッコラ地区では、 住民の生活が垣間見られます。 土産物店の立ち並ぶリオーネ・モンティ地区とは まったく異なる雰囲気が興味深い。 ![]() トゥルッロ・ソブラーノ 18世紀にアルベロベッロの裕福な司祭 カタルド=ペルタが建てた、唯一の2階建てトゥルッロ。 ![]() プーリアはパスタの原料となる 硬質小麦(セモリナ)の一大産地。 セモリナ粉、水、塩を混ぜて作る 「オレッキエッテ」は プーリアを代表するショートパスタです。 手で一つ一つ形作った丸いくぼみに ソースが良くからみます。 写真はトマトソースとリコッタチーズを使った イタリア版「おふくろの味」。
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![]() ![]() 洞窟住居が作り出す、くすんだ白の町並みが 独特の雰囲気を醸し出すマテーラ。 可愛らしいアルベロベッロは どちらかというと女性に人気が高く、 マテーラは男性に人気があるのもうなずけます。 ![]() サッシ地区ならではの迫力あふれる景観は アーティストたちの目に留まり、 メル・ギブソン監督『パッション』や パゾリーニ監督『奇跡の丘』など さまざまな映画のロケ地となりました。 サッシ地区の博物館で、映画のパネルを見つけました。 ![]() サッシ地区の外には、手つかずの自然が残る ムルジェ高原が広がっています。 急勾配の斜面を、時折羊を連れた羊飼いが上り下りするそう。 春には高山性の植物が花を咲かせ、 トレッキングが楽しめます。 谷底を覗き込むと、そこには緑の中を渓流が伝っていました。 世界遺産見学と共に、自然と親しめるのが楽しい。
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![]() ![]() バーリ駅前 国鉄、スッド・エスト線、アップロ・ルカーネ線、 ノルド・バレーゼ線の4つの駅が集合。 それぞれアルベロベッロ、マテーラ、レッチェ、 鍾乳洞カステッラーナ・グロッテなどへ向かいます。 空港行きのバスは国鉄駅前から運行。 本数は1〜2時間に1本と少なめです。 ![]() 旧市街の一角に建つ、 町の守護聖人聖ニコラをまつるサン・ニコラ教会。 聖ニコラは「泥棒よけ」の聖人とも称されます。 何かと危険がつきものの海外旅行。 旅の安全を祈願してみてはいかが? ![]() どこか物々しい雰囲気が漂う旧市街を抜けると 港が広がっています。 街灯が並ぶプロムナードを散策すると、 地元の人になったようで楽しい。 日本からバーリへ行くときは、アリタリア航空が便利。 日本を発ち、ミラノ・ローマから乗り継ぎで、 その日の夜に到着可能です。 アリタリア航空のページへ バーリ到着は21〜23時前後になります。 あらかじめ送迎を手配しておくと、 時間のロスなくホテルに直行できて ロングフライトの疲れを癒すことができます。 バーリからアルベロベッロ・マテーラまでの 送迎料金はこちらをご覧下さい |